カタクリコマチの婚活戦記

32歳からの本気婚活の記録。 同世代同境遇の女子・男子に、共感・参考にしてもらえたら、幸い。The blog of my marriage hunting. I'll write episodes in Japanese,but can also reply in English.

Case38.国家公務員 32歳 page14

こんにちは、日々精神が強くなっている気がするコマチです。

 

我が家へご挨拶へ来たいという中村氏。

そんな話のあった翌日、筆者は母と買い物へ。

実は我が家では、両親へ交際相手をご紹介したことは未だかつてない。

そんな話もなんとなくしたことがないので、少し緊張しつつ出先で母に、実は付き合ってる人がいて、その人がうちへ挨拶へ来たいと言ってるんだよね。ただ彼の仕事の都合上、日程を確約できないんだけど、来月頭くらいに来てもらおうと思ってて」と伝えた。

 

「それはよかったなー!おうち片づけなくちゃ♪」と上機嫌になった。

「何してるひとなん~♪」というので、自衛官であること、長男であること、転勤が多いこと、お伝えした。

長男であるところには見るからにガッカリしていたが、この年になるとそこは優先度の低い所であることは彼女も彼女なりに分かっているのだろう、それ以上特に何も言わなかった。

父には日が近づいてから言う事にした。予定が変わって気を揉まれてもあれなので。

 

その夜も中村氏と電話でお喋りしたのだが、母には伝達済であることを伝えた。

わかったよ、という感じで、「緊張するわ~」と言う中村氏、もちろんそうだろう。

筆者でさえ緊張しているのだから。

 

そして筆者は中村氏に質問した。

「いま言っておくことない?あとで、『実は…』とか『蓋を開けてびっくり!』あったら嫌だよ。」と。

 

つづく

Case38.国家公務員 32歳 page13

こんにちは、コマチで。

 

ある晩、中村氏からお電話頂き、いつものようにお喋りしていた。

かなり結婚に前向きな中村氏、筆者もできれば具体的な話をしたいと思っていたので、結婚に関する色々な話をふってくださって有難い。

中村氏は、「次の異動は恐らく〇月だと思う。もしもいけるなら一緒に来てほしい。」という。

だいぶ気が早いが、馬が合うとはまさにこの人、という気がするのは、筆者だけではないようだと思った。

一緒に行くかどうかはまだわからない話だが、そうなるとどういうことだ、結婚なのか。

結婚は早いにしても、前提の同棲という感じはどうかな、という話に。

すると中村氏は、「そう(同棲)するかどうかは別にして、コマチの御両親にご挨拶に行っておきたいんだけど、〇月〇日、どうかな?」と言う。

 

早速だ。やはりある意味で行動力と決断力のある人だと感心する。

とりあえず、交際相手を紹介するという程度でご挨拶に来て頂くことにした。それはその電話から約3週間後の日程だ。

丁度その電話の翌日、筆者は母と買い物に行く予定だったので、母には伝えておこうと思った。

 

つづく

Case38.国家公務員 32歳 page12

こんにちは、コマチです。

 

複数の婚活サイトや相談所に登録して、可能性をできる限り広げて会ってきた。

相談所が一番費用がかかるが、良いカウンセラーに当たれば色々と知識も増えるし、勉強になる、またこんな機会もなければ宣材写真も撮ることはなかったし、それを色々な場面で使えるというメリットも沢山あった。

まず何よりは、各会員の身元がはっきりしていることだろう。

 

一方で、あまり効率的ではないなと思うデメリットもある。

申し込みをしても約10%のOKのお返事であるのと、お会いするまで連絡が取れない、お会いするのも一回で一人(これは他の場合でも有りうるが)、カウンセラーを介さなくてはいけない(これも人それぞれ向き不向き)…等。

 

今回中村氏とは相談所ではなく一般のサイトで出会ったのだが、身元保証という点からはやはり相談所の制度程しっかりした後ろ盾がないので、筆者はほんの少し不安だったり、これから話さなくちゃいけないな、という思いがある。

 

自衛官というご職業は間違いなさそうであるということは、実はたまたま筆者の人脈を駆使して保証された。

あとは会話していても、事実に基づいていそうである。よっぽどの詐欺師ではなければ、本当のことをお話しになっていると思っている。

 

その後中村氏から、お時間のある時に、よくお電話くださり、よく喋る者同士であるがゆえか、女子の長電話ばりに1時間や2時間喋る、というのが日課となった。

ある日の夜も、電話をくれて話始めた。

 

つづく

Case38.国家公務員 32歳 page11

こんにちは、蛍好きになったコマチです。

 

蛍鑑賞エリアで思う存分蛍を見ることが出来て満足した我々。

そこで色々と話をしたのだが、中村氏は学生時代に、アウトドアなどを子供たちと実施するアルバイトをなさっていたとか。

なので、アウトドアの遊びは一通りできるということで、アウトドア派の筆者としては大変頼もしく思った。

駐車場までの帰り、歩き疲れて休みたかったのも、嫌な顔ひとつせずに付き合ってくれる中村氏。

 

帰路は家まで送って下さるということで、お言葉に甘えた。

その間も、お互いの大学時代やお仕事の話、結婚の話を明るいトーンで話していたのを覚えている。

 

中村氏のお仕事の予定が不透明であるため、この日はこれでお別れとなった。

中村氏の岐路の途中も電話を下さって、お互い別れを惜しんでいた。

いいコンビなのではないかと思ってきた。

 

つづく

Case38.国家公務員 32歳 page10

こんにちは、コマチです。

シリーズもとうとう10回目まできてしまった。

 

さて、蛍がどうしても見たくてつれて行ってもらった先で、

着いた頃はまだ明るいということと夕飯時で、まずは腹ごしらえ、と同エリア内の商業施設のレストランへ。
この頃まだ夜は冷える。外で待ち列があったので中のフードコートにした。


上着の着てこなかった筆者は寒くて、それを察した中村氏は手を繋いでくれたり、筆者の腰に手を回したり、優しいとも受け取れる一方でとても積極的で大胆である。

筆者も好意の持てる中村氏であったので、不快ではなかったので、そのままにしておいた。

 

蛍鑑賞エリアへ行くと、さすがシーズンと週末、家族連れやカップルなんかで大変賑わっていた。ほぼ月明かりだけの暗さなので、目が慣れるまで時間がかかったが、慣れてくると、じわじわと蛍の光がはっきり見え始めた。

素晴らしい、人生初めての筆者はとても感動した。

「あそこ見て!光ってるよ!」などと言い合って、和やかな心落ち着くひと時だ。

中村氏と感動を共有しているその時間がまた、素敵な時間だと思えた。

 

つづく

Case38.国家公務員 32歳 page9

こんにちは、急展開のコマチです。

 

渋滞の車内で、お付き合いしましょう、と仰る中村氏。

筆者もそんな空気を感じていたし、とても気が合う人のようなので、そうしましょうとお答えした。

なんだか少年のように喜んでいた中村氏が印象的である。

そして中村氏も真剣に結婚について考えているのだろう、直後に「もちろん、結婚を前提に付き合って欲しい」と言ってくれた。この言葉を待っていたのでとても嬉しく安心した。

「よろしくお願いいたします」とお答えした。

 

「そしたら、サイトを退会しよう!」と中村氏。

中村氏がいったいいくつのサイトに登録しているのかわからないが、筆者は数サイトのうちの一つを締めるだけとなるが、せっかく色々と手間をかけ登録したものを退会か~…とメンドクサガリの虫が少し出てしまった。

 

筆者からはかけひきのしない人だとお見受けしているが、本人はどうか知らないが、交際宣言されてから、「どんな事がしたい?いきたい?」とか「これはイヤだとかなんかある?」とご質問が相次いだ。

「僕は手を繋ぎたい♪」と言いたかったようだ。なんか可愛いな~と思った。

久しぶりに男性に、心休まりそうな、癒されるようなかわいい感じ、と思えた瞬間だった。

さっそく渋滞中で動いてないということもあり、手を繋いできた。

筆者も緊張しているので、手汗がすごく気になったが、世間のカップルはもっとカラっとしているのだろうか。

 

コンビニに寄ったり、コロッケを買ったりして、次の公園へ急いだ。

 

つづく

Case38.国家公務員 32歳 page8

こんにちは、コマチです。

 

デート終盤、蛍鑑賞のできる公園へ向かう道は、日ごろから渋滞する道だった。

しかし、渋滞でも会話は止まらず、通常は気になる渋滞も、全然気にならなかった。

そんな中、中村氏「いま、他の人とやり取りしてるの??」と聞いてきた。

というのも、婚活をしてるとご存じの通り、色んな人と色々と同時進行なのである。

もちろん筆者もご多聞に漏れず、同時進行で時々思い出がごちゃっとしているくらいだ。

いったん正直に「何人かいるよ」と言ってみた。

中村氏の様子を観察。返事がない。

「気になる?? 中村君はどう?」と聞き返してみた。

「そりゃ気になるよー。僕はいまはコマチさんとしかやり取りしてない」「他に数名いたけど云々でもう終わったようだ」とお答えになった。

筆者は「そしたらそのまま、わたしだけでいいんじゃない??」と口をついて出てしまったが、中村氏もまんざらでもないようで、「そうするし、俺たちお付き合いしてみる?」と言ってきた。

 

急な展開に驚いたが、なんとなくそんな気もしていた日だった。

つづく