Case23.地方公務員・三味線プレイヤー35歳
こんにちは、コマチです。
ある土曜の午後、同年代の公務員の方とお見合いをした。
お申込み頂き、お写真の印象が気になり少し悩むもOKさせて頂いた山田氏である。
なんとなく、笑顔の少ない、暗いスナップショットだった。
ここまで書けば結果はお察し頂けてしまいそうだが、備忘録としておく。
この日は初めての場所のホテルで待ち合わせた。
それらしい人が山田氏しかおらず、すぐにわかった。
こんにちは、と挨拶をすると、ぎこちない笑顔で返事をしてくれた。
すごい荷物だ、いったい何の荷物なのだろう…
そして喫茶店らしき店へ入ると、事前清算型のお店だった。通常のお見合いにはあまりふさわしくないかもしれないが、仕方なくそのお店でお茶をすることにした。
写真通りの、落ち着いた感じでお話しになった、三味線がとてもお好きなようである。
発表会なんかもしたり、慰問活動なんかもされているそう。
お荷物はこれから練習に行くためのお道具だそうだ。
お仕事もやりがいを持っておられるようで、そこは何よりである。
優しくまじめ、という形容詞がぴったり当てはまる、そんな方である。
筆者としては、少し物足りない気がした。
相談所経由のお見合いとは、1時間でその人を、次にどうするのか、又はお付き合いしていけそうか、を判断しなければならない。
毎回辛い決断だが、山田氏は優しくて誠実な人なのだろうが、筆者と一緒になっても、山田氏も楽しくないかもしれない。
そんな判断をした。
つづく