Case21.同郷の税理士 33歳 page2
こんにちは、コマチです。
税理士と日中のデートをすべく、都心の真ん中に来た。
デートコースは筆者がほぼ決めたように思う。
筆者としてはどちらかと言えば引っ張っていってほしいタイプなので、少しがっかりしながらも、あまりお詳しくない場所ということで、ランチのお店を提案した。
ランチはとある会社さんの社員食堂で、見晴らしがとてもよくコスパもいい所でお気に入りだ。
お店に入ると、前払い制でここも各々の支払となった。
そして席を自分で選んで座るスタイルだが、彼は先に所謂上座に鎮座し、筆者は外の景色ではなく建屋の壁を見て座る形となった。筆者は今までデートでそんなことがなかったので、驚いた。
そして次に映画館へ向かうのだが、チケットショップでお得なチケットを買っていこうとそれは良いと思い、お店に行くも、ここも各自の支払い。
いくら終わり間近の「相棒」といえども、先に席は取っておいた方がいいんじゃない?という筆者の意見は「大丈夫大丈夫、空いてると思うよ」とスルーされていたのだが、いざ、映画館へ行くと満席御礼の表示が…。
二人ともがっかりして、その時は諸事情で他にどうしようもなく20分程悩んでいたと思う。
彼が所望された映画のタイトルであったため、筆者はチケットを引き取って欲しかったのだが、しぶしぶ買い取ってくれた。
ここは後悔し続けても仕方がないと切り替えて、小腹もすいたしということで、唐揚げスタンドのようなお店へ入った。先払いのお店だが、もちろん、各自のお支払である。筆者はビールを、彼は自分の分の唐揚げを買っていたのだが、「どうぞ♪」なんて言葉が出るわけはなかった。
そう、この税理士は非常に倹約家なのである。
否定はしないが、ここまでくると、"ケチ"という分類をせざるを得ない。
或いは、筆者にご馳走する価値がないと判断されたか、そういう対象とは思われていなかったのか。
筆者の知る別の税理士とは正反対の人だ、世の中色んな人がいると改めて学んだ一日だった。
婚活はつづく