Case26.メンタルカウンセラー 31歳 page2
こんにちは、コマチです。
カウンセラーさんと後日、夕食を食べに行くことに。
お店は彼が選んでくれたところ。
とってもおしゃれなイタリアンだ。
向かい合って座る二人席へ案内された。
メニューを見ながらこういった。
「僕はこれにします、コマチさんは?」
ちょっと違和感を覚えた。
というのも、彼はパスタを選んでいた。すなわち、一人一品なのか。
そうか、そういう人もそりゃぁいらっしゃる。
いつも友人なんかと一般的なお店へ食事に行くときはみんなでシェアすることが多くそれに慣れてしまっていた。
そこで、どんなことに一番お金を使う、とか、旅行はどこの国がよかった、とか、なかなか話や趣向も合いそうで楽しかった。
帰り道に都会のど真ん中で、満開の桜があった。
彼は一緒に写真を撮りませんか、と仰るので、桜の前で2ショットを撮った。
筆者としては何も嫌な気分もなく、普通にまたお会いしようと思っていたのだが、婚活サイトでの交渉はこれはこれで難しいもので、その後ラインをしていて、次の約束の話になったのだが、当時忙しくなかなか日を決められずにいると、なんとなくそのまま話は流れて、その後連絡はなかった。
あの写真の流出がないことを願うばかりだ。
つづく