Case38.国家公務員 32歳 page10
こんにちは、コマチです。
シリーズもとうとう10回目まできてしまった。
さて、蛍がどうしても見たくてつれて行ってもらった先で、
着いた頃はまだ明るいということと夕飯時で、まずは腹ごしらえ、と同エリア内の商業施設のレストランへ。
この頃まだ夜は冷える。外で待ち列があったので中のフードコートにした。
上着の着てこなかった筆者は寒くて、それを察した中村氏は手を繋いでくれたり、筆者の腰に手を回したり、優しいとも受け取れる一方でとても積極的で大胆である。
筆者も好意の持てる中村氏であったので、不快ではなかったので、そのままにしておいた。
蛍鑑賞エリアへ行くと、さすがシーズンと週末、家族連れやカップルなんかで大変賑わっていた。ほぼ月明かりだけの暗さなので、目が慣れるまで時間がかかったが、慣れてくると、じわじわと蛍の光がはっきり見え始めた。
素晴らしい、人生初めての筆者はとても感動した。
「あそこ見て!光ってるよ!」などと言い合って、和やかな心落ち着くひと時だ。
中村氏と感動を共有しているその時間がまた、素敵な時間だと思えた。
つづく