Case38.国家公務員 32歳 page9
こんにちは、急展開のコマチです。
渋滞の車内で、お付き合いしましょう、と仰る中村氏。
筆者もそんな空気を感じていたし、とても気が合う人のようなので、そうしましょうとお答えした。
なんだか少年のように喜んでいた中村氏が印象的である。
そして中村氏も真剣に結婚について考えているのだろう、直後に「もちろん、結婚を前提に付き合って欲しい」と言ってくれた。この言葉を待っていたのでとても嬉しく安心した。
「よろしくお願いいたします」とお答えした。
「そしたら、サイトを退会しよう!」と中村氏。
中村氏がいったいいくつのサイトに登録しているのかわからないが、筆者は数サイトのうちの一つを締めるだけとなるが、せっかく色々と手間をかけ登録したものを退会か~…とメンドクサガリの虫が少し出てしまった。
筆者からはかけひきのしない人だとお見受けしているが、本人はどうか知らないが、交際宣言されてから、「どんな事がしたい?いきたい?」とか「これはイヤだとかなんかある?」とご質問が相次いだ。
「僕は手を繋ぎたい♪」と言いたかったようだ。なんか可愛いな~と思った。
久しぶりに男性に、心休まりそうな、癒されるようなかわいい感じ、と思えた瞬間だった。
さっそく渋滞中で動いてないということもあり、手を繋いできた。
筆者も緊張しているので、手汗がすごく気になったが、世間のカップルはもっとカラっとしているのだろうか。
コンビニに寄ったり、コロッケを買ったりして、次の公園へ急いだ。
つづく