Case20.IT関係会社員・トレランナー37歳 page2
こんにちは、コマチです。
見事"交際"となった吉田氏と、次の休みに、ランチと少しウィンドウショッピングのデートを組んだ。
待ち合わせ場所にいらっしゃった吉田氏、前回のパリっとしたスーツとは全然印象が異なる休日のカジュアルな装いだ。
さっそく大型商業ビルの上層階にあるレストラン街へ向かった。
色々とお店があり迷った結果、沖縄料理屋さんに決めた。
吉田氏はなんでもいいよ、何がいい?というニュアンスだったので、筆者としてはお好み焼きがよかったのでさりげなく伝えたつもりだったが、結局吉田氏が沖縄料理がいいと仰ったので。
食事中、他愛もない話をし、そこはご馳走して下さり店を出た。
同じ商業施設内をショッピングしていたが、まだ会うのが二回目ということもあり、話もあまり盛り上がらず、解散予定時間になった。
なんだか、あまり実のある話もできずにお別れになったので、筆者は再度お会いして、もう少し深く話せればいいな、と悠長に考えていたが、それは婚活では通用しないことだと痛感するのだった。
後日、相談所から「吉田様とはご縁がなかったようです」のメッセージが飛び込んだ。
婚活って難しい。吉田氏も、筆者についてまだ何も知らないであろうに、と思うが、彼にも彼の事情があったのかもしれないとも思う。
他に素敵な御縁があったかもしれない。
いずれにせよ、相談所経由のお見合いは、こんな風に突然終わっていくものである。
よほどでない限りその理由を聞くこともなく、次へ進まされるのだ。
婚活はつづく