Case35.内装資材会社 幹部クラス42歳
こんにちは、優柔不断なコマチです。
次にお会いしたのは、筆者の勤める会社からほど近い場所へお勤めの、秋月氏。
初婚で42歳とは、これまで何があったのだろうか。
お写真が大変若々しい方で、きっとオモテになる方だろうなーと思いつつ、気になったので申し込んだところ、10日後くらいにOK下さり、お見合いとなった。
大変失礼ではあるが、お会いするとやはりご年齢を感じるところはある。
しかし、筆者好みの出で立ちと会話のスマートさが素敵だ。
秋月氏は仲人さんとともに立っておられた。
合流したホテルのラウンジは、相変わらず同じ目的と思しき人たちでごった返していた。仲人さんがご予約して下さり、10分程待った頃、やっと着席できた。
先方の仲人さん同席は、筆者もはじめてで、緊張が増した。
この仲人さん、昔ながらのといった印象の煌びやかなおば様だ。ヘアーセットとメイクにきっと数時間はかけているだろう。
それはさておき、コーヒーを頼み3人で会話スタート。
おば様は、筆者に色々とご質問された。
仕事・住まい・両親・大学…
特に印象的だったのは、住まいが筆者は隣の県で都市に比べれば田舎ではあるが、電車はあるのか、という質問をされたことには驚いた。
そして、秋月氏を呼ぶとき、下の名前で呼んでいたことだ。(相談所を介す場合、"交際"となるまでは、名字しか開示されない)
全く謎で、さぞかし筆者は目を丸くしていたことだろう。
30分ほどし、おば様は退席され、二人で会話をしたが、秋月氏は営業職でもあるため話がうまく、映画や自転車、旅行なんかの話で和やかに終わった。
ちなみに今まで結婚されなかったのは、転勤が多くご縁に恵まれなかったと話された。
筆者はとにかくおば様が気になり、それに引っ張られる形で秋月氏もなんとなく同じグループに分類されてしまっていたのだろう、そんなに好印象ではなかった。
翌日、「ご縁がなかったようです」メッセージがあり、少し残念だったが、まさにご縁がなかったんだな、と妙に納得してしまった。
つづく